レオンの累積警告での出場停止、怪我人が増え、先にネットを揺らされ暗雲も、
今節もサンティのドッピエッタで3-1で逆転し遂に勝ち点60へ!!
【感想】
開始直後はボローニャペースでボールを握られ続けて守勢が続くも、最終ラインの3人でなんとかシャットダウン。トモリが前半の接触で負傷して早々に交代…ボールを見失ってクルクル回るシーン、ビルドアップでゴタゴタしてロストしたシーンは危なかったけど、ロングボールの対処は良かったし3バックになってから右CBとして存在感を発揮していただけにここでの負傷交代は痛かった。
この試合も前半は無失点で終え、0-0で後半がスタートしたものの、ボローニャの自陣からのロングボールを起点にオルソリーニに左足コントロールショットを決められ先に失点…。
パヴロヴィッチの対応が甘かった訳でもなく、オルソリーニの運び方、フィニッシュまでの速さが凄まじかったし敵ながら上手かった。
この日も先に、先制点を許したものの、前半の攻撃の形は悪くなかったしヨビッチに当ててタメを作ってからシャドーが抜け出すシーンも見えてたしゴールには迫ってた。
ただ、やっぱりボローニャも前線からの守備が上手くて中盤を経由した攻撃が作れなかった。
最終ラインからロングボールが蹴れない短所が、常に弱点になっているしそこをハメられて前半は特に苦しんだ。ラインデルスとLRCがマークされた時にロストしても仕方が無いから迷わずヨビッチや両サイドの2人にすぐに蹴り込む決まりを設けたい。
それでも、サンティ、チュクウェゼ、ウォーカー投入してから攻撃のリズムが生まれてフェリックスがチュクウェゼ、サンティを使ったりと縦に速い攻撃がまた活性化された。
自陣に入られてからテオが体を当てて相手を追い出し、プリシッチが奪取してから始まった縦の意識が強いショートカウンターから、最後は折り返しをサンティが左足で流し込み同点。
チュクウェゼが左サイドに流れて、そのまま利き足で流す形で生まれた同点弾はチュクウェゼを攻撃で活かす最適解だったのかもしれない。
その後の同じ形で左に流れて抜けたチュクウェゼが突破して、シンプルに中央に折り返し最後はランニングし続けてたプリシッチが流し込んだ逆転弾も良いゴールだった。
フェリックスの2つ目のシュートミスにはなったが、諦めずに貪欲に走り続ける姿勢があってこそ生まれた逆転弾だったし追い付いてから逆転に持っていく勢いがコンセイソンミランは凄まじい。
ATにカウンターから右で抜け出したチュクウェゼから、逆サイドのサンティに預けて逆足で決めきった3点目もかなり熱かった。
ボールを持ちすぎて、走り込んだラインデルスにパス出すタイミングを失ったが横に広くポジションを取ってたサンティに落ち着いて預けてそれを苦手な逆足で決めきったのが激アツポイント。
2点目の起点になったロングボールを蹴り出したのはメニャンだったし、キーパーから良いボールを配給できるのはミランの強みだしあそこで走り込める走力あるウィンガーが居るのをもっともっと早い時間から活かしたいから最終ラインからロングボールを蹴る意識は高めたい。
現代的な周りを使えるCFのヨビッチ、サイドに流れながら自分でフィニッシュを狙い続けるシンプルなCFのサンティの使い分けが後半出来るのも良い。
先に失点しても何回も後半で逆転して勝ってきた経験がコンセイソンミランにはあるから、選手達も諦めずに貪欲に闘えている事で勝ち点を積み重ねられるのが本当に大きいし大事。
チャウが試合に出る時間が減ったらか、判断が微妙でパスミスからピンチを招くシーンもあったので心配はありますが、フォファナと違ったフィジカルを活かして運びながら必死に守備にも奮闘するLRCもよく頑張ってたし、ムサも途中から走力活かして追いかけ回してたのも良かったかなと思います。
個人的には、出場しなかったものの最後にミランの選手側に顔を出しに来て笑ってたカラブリアの姿が見れて嬉しかったですね。
この連勝の勢いをそのままに、
タイトル獲得を目指していざコッパイタリア決勝へ。
【チュクウェゼ】利き足と同サイドのプレーで遂に最適解が見つかる…?
後半に0-1で負けている状況で、アレックス・ヒメネスの位置に入ったのがチュクウェゼで正直本当に良いのか?と思いはしましたが、右サイドにプリシッチをスライドする選択もあったものの結果として、チュクウェゼの起用も効き3得点が生まれ、サンティと共に勝利の立役者になるとは予想もしませんでした。
チュクウェゼのビジャレアル時代の特徴といいますか、右サイドを主戦場とする左利きのアタッカーの特徴といいますか、左で持ってカットインシュートをする場面が毎回ロストやチャンスを潰すプレーになっていて起用をする事がギャンブル化していたのにも関わらず、起用したコンセイソンのメンタル強さ、凄かった。
実際、そのチュクウェゼ自身の長所になり切れない短所がこの試合で見える事は無かったし、守備も頑張りながら、左サイドに流れて走り込むプレーで中央に折り返しゴールをお膳立てしたパス。
右足を使えない弱点、左足でボールを持ち運んだ際の読みやすい突破や球離れの悪さが
消えた左サイドでのプレーはただただ、サイドアタッカーとして素晴らしかった。
あのテンポで折り返せなかったらチャンスにはならなかったし、3得点目のアシストでは上記の短所が見えかけたものの、ゴールに関与したからか判断も良く落ち着いて浮かせずに足元に届く高さ、強さのボールでサンティのゴールを演出したプレー非常に良かったので続けて、まずはフィニッシュ以外の部分でゴールに関与し続けて来夏居るか分かりませんが、残りの試合で頼ることもあると思うので調子を上げ続けて欲しいですね。
では、コッパイタリア優勝を願って。
(投稿時、筆者はリアタイ出来ておらず、結果は知らない状態でいます)
HONAMATA
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