最後の望みだったコッパイタリア決勝で敗戦し、せめて残りのリーグ戦を全勝で飾りECL出場をもぎ取って終わりたかったが、今節の敗北でそれさえも無くなってしまった。
【感想】
このタイミングで、チュクウェゼ、テオ、ボンド、ウォーカー(熱)が離脱し
コッパイタリア敗戦後からの悪い流れが漂う中で始まり、サンティがマンチーニとの小競り合いからVARで退場。
開始直後にCKから失点を許してしまっただけでも、きつかったのに加えて人数不利で戦うことになり勝利が遠のく展開に。
それでも、1人少なくなってからの方がPA付近でのプレッシャーに行くスピードや、最終ラインでのビルドアップを含め各々が全力でどうにかして追いつこうとする意志が見えるプレーが個人的に増えたように感じてそこだけは良かった。
けど、本当はその必死さを開始から見せては欲しいところ。
後半になっても、人数が減ってからの方が良い攻撃やチャンスを作ってる回数は多かったので
本当にそれを頭からやってほしいです。LRCの持ち運びも良かったし、フェリックスも高い位置に居る時はワンタッチプレーでテンポを維持したまま攻撃に携わることが出来たし、アレックス・ヒメネスとの連携は良いものだった。
同点弾の押し込める位置に居たフェリックスのポジショニング、アレックス・ヒメネスの抜け出しにプリシッチの配給、あれは良いゴールだった。
直接FKからの失点、終盤のサイドから中央に折り返されてねじ込まれた失点はどうしようも無いし
メニャンは今日も安定のパフォーマンスで守り続けてくれた。
人数差がどうしても響く試合になり被害者の多い試合になってしまったけど、フォファナの投入からゴールに近づくシーンは増え、高い位置からキーパスを送れる存在としてフォファナが存在感を発揮。
人数差の無い状況ならまた逆転もあり得たしあいだったなと思うと悔しい…。
サンティの退場は無駄なプレーでチームに迷惑をかけたのは事実だけど、今復活して良いパフォーマンスを続けてるヨビッチも何年か前に途中から出てきてだったかな、
イライラで手が出て退場した事もあったので反省して来季、シーズン序盤から爆発してくれればそれで良いかなと個人的には思っています。
人数差ができて不利な状況になっても、諦めず戦う姿勢や気持ちは見えたので健闘でしょう。
【アレックス・ヒメネス】頭一つ抜けたやる気と成長
去年のフォンセカ体制の時も、良い動きを見せて完全にトップチームの主力として定着してから批判されるプレーも無く、現在の3-4-3システムでは攻撃センスでも輝きを見せ気付けば右サイドの完全なファーストチョイスに。
スタミナ、走力、左右両方でプレーできるユーティリティ性に加えてボールコントロールも上手く、テオの代わりに今節左で出場し高い位置でのプレスに、惜しくもわずかにポストの左を通った股抜きシュート。同点弾に繋がった飛び出しで魅せる攻撃時のポジショニング。
今思えば、ゴールに繋がりかけたシュートシーンも今年に入ってから何度もあったし、それが全部ゴールとはならず、この試合もアレックス・ヒメネス自身はゴールを記録しなかったものの良い攻撃を見せているのは確か。
今シーズン色々あった中で、一番ポジティブな点はアレックス・ヒメネスの台頭でしょう。
あと1試合が残ってますが最終節をホームで最後ぐらい圧勝で締めくくって、来季を少しでもこの悪い空気を入れ替えて心機一転で迎えられるように必死に貪欲に戦いきってくれる事を願っております。
退場してしまったのでコンセイソン不在ですが…。
HONAMATA
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