【ミラン対ヴェネツィア】疲労の影響も、終盤にサンティ・ヒメネスにゴール生まれ辛勝…。SeriA第34節 24-25】

MIL

インテル相手に良い試合をし、3得点+クリーンシートという最高の出来で決勝に駒を進めたミラン。
しかし、この良い空気を保ったまま次戦に繋げる事が出来ていない今シーズン。
前回のランチタイムキックオフになったパルマ戦では、ヒヤヒヤする状況下でなんとか勝ち点3を奪ったものの、明るい時間帯にスタートする試合は苦手意識があり苦戦するんじゃないかと
嫌な予感が的中し苦戦…。

【感想】

まさかの、試合直前にヨヴィッチが負傷し急遽タミーを1トップに置く3421へ。
タミー以外は直近の試合でほぼ全員ハードな相手に90分出続け、今回ランチタイムキックオフの影響もあり疲れが抜けず重そうな体で戦っていてフレッシュなヴェネツィア相手に苦戦を強いられていた。
パスが弱く短く、中途半端なパスになる回数が多くてスピード感に欠けるものの、
先制点になったプリシッチのゴールシーン。
アレックス・ヒメネスでひっかけて、中央のフォファナに当てて斜めに動いたプリシッチへラストパス。
3421になってから右サイドで内外を使いながらトライアングルの形で突破するシーンが少しずつ増え、それをゴールに結びつける結果としての収穫も得られた良いシーンでした。

後半も自分達で保持するより、ヴェネツィアに持たれ続けて時折カウンターを差し込んでチャンスを作る上位勢と同じ戦い方。
というより、ヴェネツィアがミランの苦手なコンパクトな守備で縦も横もスペースを極力人を配置してて潰してたから中々カウンター後もPA内でシュートまで行けず。

サイドから中央に流してやっとスペースが作れてもLRCの宇宙開発、中途半端なラストパス、サンティは焦りが見えてカウンターからのパスミス、左で打とうとするからこその間を狙われてブロックされる場面は良くなかったが、
ストライカーとしての維持で何とかしようと無理やり狙う突破だったり、最後のワンプレーまでゴールを狙い続けた気持ちから生まれた追加点はポジティブなものになったし良かった。

追加点のシーンはラインデルスも最後まで狙い続け、前線を見て生まれたゴールなので本当にこの日程でほぼフル出場の中、常に集中して取り組んでる姿勢が素晴らしいし頼もしい。

良い試合をした後の【継続性】という部分では、まだまだ要改善ではありますが下位相手でも気を緩めず試合に入ってたメンバー達が存在感を発揮し素晴らしかった。
レオンも重そうにしながらも守備で頑張りを見せ、攻撃でも何とかやろうとする気持ちは見えたし交代時のサインを求めた男の子への対応をカメラが移してくれていたのも個人的に熱いシーンでした。
左サイドは身体能力でどうにかしていたから、テオが乗らない日は攻撃面が中々厳しい。
左は特に選手の距離感が悪く、ヴェネツィアの守備陣にサイドに追いやられてた印象。

押される内容だったけど、こういう試合で取りこぼさずに勝ち点3取りきり、勝ち点を積み重ねられるのは例えCL圏内入りが厳しくても、少しでも高い順位でシーズンを終える為にも必要なので、このまま残り全勝、コッパ・イタリア制覇を目標に走り続けて欲しいです。

【フォファナ】運動量、タスクの多い中盤で疲労感見せながらも気持ちで闘う

アタランタ戦の致命的な判断ミスや、不利な状況で縦パスを差し込もうとするギャンブル的な選択に不安になる事もありながらも、今節は明らかに体が重そうにしながらも粘りや気合いで動き続けてたのは好印象でした。

ミランに比べてスタートから全員がフレッシュなヴェネツィア相手に、
そこ潰しに行かないと、スペースを埋めないと危ないという場面で体をぶつけに行ったり
プリシッチの先制点のシーンでは得意のグラウンダーのボールでアシストするなど
要所要所で存在感を発揮していた。
特にコンセイソン体制で、失点が多いきっかけになっている中盤と最終ラインの隙間を埋めに行く役割を最近は特に行い、スペースを埋める立ち位置だけでなく、前線からのプレスや相手のゴールキックの際にも相手との距離を詰めてボールホルダーにすぐに当たれる位置取りもし、守備的MFタイプでは無い中で中盤の底で頑張りを見せてくれてありがたいしアタランタ戦を除けば比較的、安定した働きを見せていると個人的に感じていてます。

疲れでモタつきは、どうしても見えましたが中盤でどうにかボール奪取からカウンターの起点に繋げるべく、届かない事もありましたが足を延ばして少しでも前にボールを繋げようとする意志が良かったですね。

個人的には、中盤3枚のうち本職のアンカーの横に位置する
10点中、守備2配給5スタミナ3で構成されたボックストゥボックスで起用するのが適正な選手ではないかなと考えているので、現メンバーでは本職でアンカーを務められる選手が居ない中で
体格込みで抜擢された今の役割を頑張ってこなしてくれているのはとても好印象。

今シーズン残りの試合全て、コッパイタリア優勝するためにも重要な中盤の役割をこなせる唯一の選手なので怪我せず、戦いぬいて欲しいです。

HONAMATA

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