またしても2-1敗戦で3連敗、9位後退のミラン…。後半退場からATにPK判定で勝ち点獲得ならず。【ミラン対ラツィオ SeriA 第27節】

MIL

2月は序盤こそ、ダービーで勝ち切れなったものの勝ち点を積み重ねて、CL4位フィニッシュまで何とか進んできたが、CLプレーオフでの失態から敗退が確定した中旬以降流れも掴めず、個人の不調が試合ごとに嫌な形で目に見え結果にも出てしまい、連敗が続いてしまった今節。
緩く振り返ります。

【前半】

4-2-3-1】スタート

立ち上がりから前半終了までボールを持ってる時も持っていない時もやっぱり相手のペースで戦わされてた印象の前半。
ラツィオのザッカー二、タヴァレスの左サイド、右のイサクセンにヒメネス、テオの裏を狙われて自由に責められ中への折り返しやシュートまで持ち込まれる押される時間が続いていた。
ヒメネスとフィジカルがあって速いタヴァレスのミスマッチから突破され枠内シュートまで持っていかれる事が多かったけど、メニャンのセーブで何とかこらえていたが、クリアボールを拾われメニャンの弾いたボールを詰められてこの日も先に失点…。

攻撃面はラインデルスが高い位置に入り込めればチャンスになるけどレオンが持っても突破は対策され、テオのランニングも見えず左が停滞。サンティも消える時間も長い中、攻撃でも貢献できてなかったサに変えて前半でフェリックスを入れたのは変化を加えようとすぐするコンセイソンの良さも見えて個人的に凄くポジティブだった。
フェリックス入ってからボール保持時に変化も見えて攻めれるようになったし、でもエリア手前で受けて前を向けた場面はそこからラストパスなり、枠内にシュート打つなりして欲しかったのは本音。

【後半】

ウォーカーが入ってからヒメネスが高い位置を取り続けていた形と変わって、最終ラインで組み立てをしたり、ウォーカーがボールを持つとロストの心配も無いしで組み立てが良くなって自然と左での攻撃が活性化して増え始めた。

テオが高い位置を取る頻度はやっぱり少なかったものの、フェリックスがボールを触りたがって降りてくる回数も減り、前線でサンティと2枚で貼り続け、レオンが比較的高めの位置で足元にボールを置ける場面が増えて左から中へボール送るシーンが増えた。
フェリックスが降りてくるのは良いけど、ハーフラインまで来られるとサンティの近くに人が居なくなるからラインデルスが上がってタイミングとか状況を見て適切なタイミングで降りてくれると尚良いんですが…。 あとはボックス内でシュート打てるチャンスが何度も訪れたのは唯一フェリックスのみで、枠内に抑えて決め切って数字でも貢献して欲しい。

現状のフェリックスは【足元上手い】で終わってるのが残念。

流れがミラン側に向き始めたタイミングでフォファナの無理やりな中央突破を狙ったドリブルのロストからパヴロヴィッチのタックルで1発レッド…フォファナは持ち運べるタイプでは一応あるけど時々致命的なミスを犯す癖がありそれがこの試合でも出て更に不利な状況に。
そんな中で、途中から入ったチュクウェゼがパルマ戦に続いて、1人少なく不利な状況の中、重要なタイミングで、レオンからのクロスをドンピシャのヘディング弾で同点。左足以外の方がゴール決められるラッキーボーイがここで一仕事。

残り約10分で入ったヨビッチがCFながら終了間際のラツィオの決定機を何度も足を投げ出しピンチを救う。鬼のハードプレス、パヴロヴィッチの退場後に意志を引き継ぐかのようなセルビア魂前回のプレーが熱かった。

ATのエリア内でメニャンが相手をひっかけた判定になりPKを取られたジャッジはなんとも…ノーファールに見えたしあれが取られるならフェリックスが倒されたのもファール取ってほしかった…流れと短所を突かれて毎試合劣勢に陥る中での不運な判定も手痛い。

サンティがボールに触れる場面や、シュートチャンスが訪れず、ラインデルスが高い位置で持った際もラストパスを出せずゴールを期待できるシュートチャンスが迎えられなかった。レオンも独力で突破を図るも狙い続けるのも遅かったし周りのサポートも足りない印象。

自分達の責任でもあるし得点力が欲しい試合内容だった。

【総括】

この悪い流れを断ち切れない状況が続く中、ジャッジミスも目立ち尚更自分達の長所を出せずに停滞してしまっている…メンバーこそ厚くなっているのに結果が伴わないのが大問題。

各ポジションに代表を背負う選手が居てもそれをまとめるピッチ内のリーダーの不在。
特に攻撃面でそこが足りていないのがゴールを増やせない理由でもあると思います。守備のメンバーは辛うじてウォーカー、ガッビアが居るものの前線は若いメンバーが多く喝を入れられる存在が居ない。
足元に要求したり手で支持を出す指揮をとるアタッカーが居ればまた変わりそう。
レオン、サンティ、ラインデルス、プリシッチ辺りははもっと味方に色々求めてもいいと思います。結局勝てる試合はレオン、プリシッチ、ラインデルスがゴールに絡んでるし。

後は【テオをどうするか】問題。
守備も穴が多いしカウンターのチャンス時も焦ってボールを蹴りだして逆にカウンターを食う場面も改善されない。良いときの熱気も感じられない。
テオも後半から使って少しずつ復調させて左はAヒメネス、バルテザーギ、未知数のテラッチャーノを起用しても全然良いぐらいかなと。

この3試合がこんな結果になるとは思いもしませんでしたが、今季残りの試合を出来るだけ勝ち切ってCL圏内は厳しくてもチーム状況を安定させて作り直してコンセイソンのやりたいサッカーを試合開始から終了まで出来るようになるのが直近の目標なのかなと思います。

次戦、メンバーの大幅入れ替えを行いながら4-4-2でスタートする展開が見たいです。

HONAMATA

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