クラブ創設125周年の一戦もスコアレスドロー…。【SeriA 第16節 24‐25 ミラン対ジェノア】

MIL

クラブ創設125周年の大事な一戦をクラシカルなストライプの記念ユニフォームを身に纏ってホーム、サン・シーロでジェノアを迎えるも終了試合終了まで精彩欠きスコアレスドローで足踏みに終わった…その中でも磨けば磨くほど輝きを放つ原石は見つける事が出来た。

(画像の、()内は交代時の選手)

決定機を作るも大事なシーンで決められる人がいない

125周年の記念ユニフォームに全員が身を纏い、プリマヴェーラ組のヒメネス、リベラーリがスタメンで始まったこの試合は開始前から個人的に期待をしてたんだけどね…
ピッチ内外で色々あって中々本調子に戻れないテオに代えて頭からテラッチャーノではなく、ヒメネス、トレクァルティスタに思い切ってリベラーリを配置してスタートした思い切りは凄く良かった。

なあなあでテオを使い続けるより、休ませて他の選手も使いながら競争させるフォンセカのやり方は個人的に好印象。レオンの守備意識の低さを改善してる最中ではあるものの、今試合もレオンの守備への意識は高かったし、今まで通りなら怪我以外でスタメンから外すことのなかったメンバーも問題があればすぐにスタメンから外すフォンセカのやり方は凄く良いと思う。
正直、メディアの声等でスタメンに居るのが当たり前になっていて
怠けていた気持ちも正直あったと思うから意識改善できるこの采配は正しかったともう。

前半はリベラーリは前からおりて受けたり常に動き続けて積極的にボールに絡もうとしてたしヒメネスは低い位置でも高い位置でもボールをしっかり運んだり、右足で持って内側に入り続けたりテオと違う動きで左サイドから中央で動いて貢献してた。

それでも近年のミランには困ったときに絶対に点を決めてくれてチームの熱が冷まないように熱し続けてくれていたズラタンジルーの存在が欠けたのが痛かった。

リベラーリが良いパスを出すもチュクウェゼはゴールまで蹴り込めなかったりエイブラハムも決定機迎えても枠を捉えられずに前半は決められず・・・。
ヒメネスが逆サイドにクロスを上げて走り込んだチュクウェゼがダイレクトで当てたシーンが決まっていたら流れは変わっていたかな…。

守備は色付くも攻めがモノクロに

ハーフタイムでエイブラハムが軽い負傷でモラタと交代、その直後自陣から楔をモラタにあてて落としてサイドに出す動きが早速でで得点の流れが来たかと思ったけどジェノアの枚数を引いてるブロックを崩せず。。。

基本はラインデルスとフォファナが中盤を制圧してリベラーリも動き続けて、右でチュクウェゼ、エメルソンが攻撃を行うけどもエメルソンが担うのは基本守備のタスクであって
やり慣れてない攻撃の部分ではサポートも出来ず、チュクウェゼの決まらないカットインで停滞してた印象。

自陣で奪い切ってラインデルスが運んで左のレオンに散らして形を作ったりでラインデルスがスルーパスをモラタに送ってペナルティエリア内でフリーで打つもクロスバー直撃でチャンスを活かせず…
カマルダが交代で入ってレオンからのクロスに合いそうなシーンもあったけどモラタと被ったりで

ちゃんとした決定機はカマルダには来なかったねえ。
モラタが抜けてペナルティエリア内まで侵入して切り返してジェノアDFを騙し切って左足に持ち替えて
サラーみたいなコントロールシュートでフィニッシュ狙ったけど浮いてまたまた入らずだったの本当に痛い。
オカフォーはダメダメだしチュクウェゼも周りとの連携が全然だしいよいよこの2人は冬に去りそう。

オカフォー最近怪我多すぎて調子さらに落ちてる感じがあるよな、、2トップ一角とかシャドーに置いたら化けないかなあって思うけど、自分でボール持った時のフィニッシュの精度が悪すぎるから改善さえできればワンチャンまだあるかな…。

この試合は攻撃陣(主にモラタ、途中から入ったオカフォー、レオンもあんまりだったかな)の不発による勝ち点の取りこぼしだった印象。
まぁ失点するリスクを背負いながらもエメルソンに変えてカラブリアを入れるのもありだったんじゃないかな。ポジショニング、クロスの精度はお察しだけど内側に入りたがるカラブリアと、サイドバックながら中央に切り込んでも持ち運べるヒメネスが居たら、中盤の制圧に人数が当てれてスぺースに走り込んだラインデルスがまた決めたりとかもありえたのかなって妄想したり。
色々あったけどカピターノには試合に出てほしい、125周年のユニフォームを着てほしい筆者のエゴなんだけどね

この試合の収穫

間違いなくヒメネスという存在が子らからのオプションに入ったことかな。
テオと違う持ち運びができて、だけどもテオの調子の良いときの中に切り込んでワンツーして抜けようとする動き、クロス、やる気が感じられてマジで良かった。

もしかしてマドリー産の人達の登竜門かしてきたのか…?
あとは最近の試合を通してチャウの安定感、ガッビアのディフェンスラインのリーダーシップが効いてるしロングボールもある程度蹴れてビルドアップが円滑になってきたのは大きい。
チャウは毎回1試合に何本も楔を刺し続けてそれを通し続けられてるからエイブラハム、モラタ、フォファナに通してから2列目の飛び出しにつなげられてるからこの2人が怪我するとまた不安定でスピード感の無いサッカーに逆戻りしてしまうから丁寧に扱っていきたい。

あとはラインデルスとフォファナが毎試合攻撃のスイッチだったり前線からのプレスの先陣を切り続けてるから間延びせずにやれてるよね。
それとボールロスト後にプレスに行って、流血してまで守備に走るレオンに成長を感じたし
フォンセカはそこを植え付けてくれただけでもう良い仕事してる。
あとはチーム内の不協和音(テオ、カラブリア)がなくなればいい雰囲気で次戦も年内最終戦を迎えられそうだから頑張ってほしい。

HONAMATA

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