ミラン、判定ミスもあったもの、まさかの2連敗…。4位入り、遠のく苦い1戦に。【ミラン対ボローニャ SeriA 延期分 第9節】

MIL

前節、トリノ相手にまたしても自らのミスからオウンゴールをで失点をし追う展開になり、後半に追いつくも直後のFKのリスタートにやられ勝ち点を失い4位に向けて勝ち点差を縮められなかった試合の後に迎えた同勝ち点のボローニャ戦。
元ミラン勢のポベガ、今冬に別れを告げたカラブリアもいる4位入りの為には勝っておきたいボローニャ相手に2-1で敗れた今節を緩くタラレバも含みながら振り返ります。

【前半】

4-2-3-1スタート

今節の前半はアウェイとはいえ、ボールを持たれる時間が多く、持たせているというより相手に自由に回されていて縦や横に振られ続けてた。
ボローニャの最終ライン付近から1本のロングボールでチャンスを作られたりサイドで持たれればシンプルに斜めにパスを送られて突破されたり…左右問わず両サイドでピンチを招いてた印象。

守備時は4-4-2の形になることが多かったものの、パスの出し手を潰すわけでもなくボローニャの中盤をマークしていたのでロングボールを蹴られ頭で弾いた後のルーズボールを取られて攻め込まれたり間延びした中盤を使われ結局サイド攻撃に展開されてテオ、ヒメネスの裏やパヴロヴィッチがカバーするも中央が手薄になったりと相手に振り回される形は変わらなかった。

数少ない、開始早々の決定機を枠の外へ飛ばし、フェリックスも斜めの動きも少なく緩急も付けられず、左がレオンがの単独攻撃で孤立して左は言わば停滞状態
右はムサの走力で抜ける場面もあったが、足元が使えないうえに周りとの連携を取れるタイプじゃないからこちらも孤立。最後のラストパスは力んで合わない中、ロングボールばかり送っていた状況からサンティが競り合いレオンが抜けて無理やり奪った1点が唯一の見せ場だった。

他は守備で振られ、攻撃は停滞しラインデルスが上がるまでのためも作れずほぼ沈黙。
テオが裏を取られ続けるパヴロヴィッチのカバーorラインデルスのカバーで永遠に攻められてた。

【後半】

前半から主審のファール基準が緩めで、体で当たった場面でファールをとることは少なく、突破された場面でパヴロヴィッチが体を当てて吹き飛ばして攻撃をストップする場面は前半からずっとあったものの、それと同様に攻撃時でも足が当たってもファールは無く良い位置からFKを始めることも無かった。

そんな中で、ボローニャのFKから失点した際、手にボールが当たるもハンドの判定は無し。
終盤のパヴロヴィッチの競り合い負けから逆転弾を許すきっかけになったラインを超えたはずのドリブル。不運とも言える判定だったけど、自分達のクオリティの差で負けた後半。

フェリックスの動き出しも少なくサンティは孤立し、レオンはサポート足らずで単独で勝負も勝てず、本職ではないムサの右。守備のカバーリングに追われ攻撃にたどり着けないラインデルス。
点が取れなくて当然の理由に思えました。
騒がれている、ファンタスティック4起用時はバランスが取れず守備が…となってムサを入れてバランスを保とうとするもバランスは変わらず、攻撃で活路が見つけられず。

ムサが抜けてフェイク何回か入れてシュート打った場面は決まらなかったけど中途半端なボールを中に入れるよりは良かった。
フェリックスに変えてプリシッチが入ってから攻撃が少しずつ回るようになり、ヨビッチの投入で最前線も動きが増えて良くなっていたものの、もう時間は無くそのタイミングで沈められた2点目があまりにも重かった。

テオ、レオンを活かせず中盤の間延びも使われて終始ボローニャペースで進められて敗戦した悲しくも、言い訳のできない内容、展開だったなと個人的に思います。

【総括】

バランスを取ろうとした采配も蓋を開ければ、ロングボール対処に追われ足の止まった隙にセカンドボールを常に拾われ、両サイドバックの背後を狙われ続けて耐えられなくなったタイミングで失点。
誤審もあるものの自分達の守備力、攻撃力不足で招いた敗北なので受け入れるしかなかった結果かなと…。

フェリックスの攻撃面での働きも気になりはしますが、それよりも守備時の立ち位置が個人的に気になりました。トレクァルティスタの位置に居ればそこを経由してサイドが駆け上がれたり、タメを作れて良かったのでは?と思います。
思い切って4-4-2に完全移行する時間も今回はかなり遅く感じたので早い時間で勝負を仕掛けてヨビッチ、タミーを入れるか、
4-2-3-1後半の途中までやりきって、ボローニャの両サイドが怖いもののリスクを負ってでもテオ、アレックス・ヒメネスを高い位置に置いて幅を持たせて高い位置でラインデルス、フェリックスを使えたら相手に自由にやらせずに済んだのかなと考えたり。

全て結果論で話しているのでただのタラレバに過ぎないですが、リスクを負ってでも勝ち点を奪いに行く姿勢を見たかったのが本音です。
メディアもうるさく、コンセイソンもウンザリしているとは思うけど個人的にはこれからもコンセイソン式のやり方を貫いて来夏もコンセイソン体制でやっていって欲しいですね。
ここで監督変えて良くなる未来は見えないですし・・・。

延期試合の影響で過密日程でラツィオと戦わなければいけない状況尚且つ、連勝をしていきたいタイミングでの連敗は大きい痛手だけど、諦めずに闘って次戦勝ち点3を奪ってノリに乗っていきたい…。

HONAMATA

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