まさかのリーグ戦、直近3試合を3連敗という形で終え、コンセイソン解任の声も上がってきた中でのレッチェ戦。
【前半】

冬の移籍市場で加入も、
怪我の影響で試合に出る機会のなかったボンドが初先発&ミランデビューになった前半。
この日もサンティを1トップに置き、2列目に左からプリシッチ、ラインデルス、アレックス・ヒメネス。中盤にデビューのボンドとムサ。
開始直後にプリシッチ→テオ→サンティでの幻の先制は左を突破して中央で仕留めるミランらしい形だった。
序盤の流れ、テオの気持ちの入った攻撃参加の姿勢でこの悪い流れを止められるかと思った矢先、横パスを取られ最後はミドルシュート突き刺さされ失点。
失い方が良くなかったし、ガッビアの最後の対応は甘かったのも事実ではあった…ガッビアは基本守備対応は刈り取るより、ディレイさせてコースを限定し失点のリスクを低くする選択を取る印象で今回はそこをクルストビッチの決定力に沈められた形かな…。
(その後、ゴタゴタからエリア内でポスト直撃のシュートを打たれた場面にはヒヤっとした…)
その後はFKからガッビアの幻の同点弾も見えたり、サンティもシュートを放つシーンもあったもののポストに嫌われれ前半は追いつけず終了。
繋ぐ意識が高すぎて敵陣で横パスを奪われる回数も多く、右ウィングの位置で先発したアレックスヒメネスも主戦場じゃないのもあって見せ場なく右サイドは静かだった。
(流石にこの起用は明らかなミスだった)
【後半】
守備面で不安なポジショニングも目立ちはしたが、慣れないアンカーの位置での起用だったボンドは要所要所で頑張りを見せていたし今後の試合での使われ方に期待。でも本来はボックストゥボックスタイプの選手だと思うからアンカーにコンバートするには時間がかかりそう…。
嫌な時間に中盤の間延びしたスペースを使われ、クルストビッチに2発目を叩き込まれて冷や汗が出始めたものの
レオン、タミー、フェリックスの3人になってから左はレオンが注意を引き付け、
タミーのポストプレイで縦の攻撃にもスピードが出て動きが良くなった。
プリシッチが右を動かしながら攻撃が進んでフェリックスがエリア内でタミーの近くにポジションを取り続けて、レオンのクロスをジャストミートはしなかったけど合わせて放ったシュートから奪った1点目。
タミー、ラインデルス、プリシッチのトライアングルから飛び出したプリシッチがPK獲得から決め切って2点目を返し、最後勢いをそのままに2度目のレオンからのクロスをプリシッチが斜めに飛び込んで逆転弾の3点目。
ヒヤヒヤする展開だったものの勝ち点3を持ち帰り、最後は後半の10番、11番の活躍で連敗ストップ。内容は良いとは言えないが、0-2にされ追い込まれたけど最後は自分達で勝ち切れたのは大きかった。
【総括】
課題はやっぱり高い位置でのロストからの失点、前線から守備が始まらず連動した守備から自分達でコースを限定してボール奪取が出来ない2点かなと…。
サンティがプレスをかけても孤立した守備になる事が多いし、ラインデルスが追いかけてプレッシャーをかけても大きく蹴られて繋げられ空いた中盤のスペースを使われて失点に直結する事がどうしても多いからそこの連動やTHEアンカーを終盤の底に配置してそのスペースを埋める。
この2つが残りのカンピオナートで巻き返すために必要な点かなと個人的に思います。
あとはテオのやる気を維持させて攻守(主に守備面)で活かして隙を無くして毎試合挑むことですかね…ようやく過密日程が終わりを見せて練習時間や休息も充分にとれるようになった今からが本格的なコンセイソン体制の注目ポイントだと個人的に期待しています。
次戦、コモ戦に今節の勢いを維持したまま挑み連勝を飾ってほしい所です。
HONAMATA

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