冬のメルカートが終わり
カラブリア、ベナセル達の功労者が去り、メルカート終了間際でヒメネス、ジョアン・フェリックス、ソッティル、ボンドが加入して迎えたコッパイタリアのローマ戦。
先制からリードも広げ最後は 3-1 で新加入組の見せ場も多く良い形で締めくくった。
【前半】

この試合も開始から【4-3-3】でスタート。
3バックのローマ相手に2CBを残して高い位置に両サイドバックのウォーカー、テオを配置して幅を持たせつつ、中間地点にラインデルス、ムサが顔を出し中盤の底の位置にフォファナが席を置く形でポゼッション時も上手く回す。
ローマが3バックなのでボールを持たれると逆サイドが1人どうしても空くものの、ロングボールの対処も割とこなせるウォーカー、センターのパヴロヴィッチ、トモリがどのシーンもいち早く反応してピンチの1歩手前で防ぎ、シュートチャンスはメニャンがストップしてミランらしい砦に。
先制点タミーのシーンはラインデルスのミドル、こぼれ球に体の重さが少し抜けたような反応でテオが拾ってクロスからタミーの滞空時間も長く精度の高いヘディングで久しぶりの頭での得点。
2点目タミー、ドッピエッタのシーンはシンプルなカウンターからテオがインナーラップで得意の立ち位置まで持ち込みラストパスをタミーが冷静に沈める…あの落ち着きとゴール素晴らしすぎる。
前半からパヴロヴィッチが守備の粘り強さも発揮しながらロングボール、グラウンダーで楔のボールをいれたり、最終ラインから隙を見て持ち上がったり攻撃の面でも目立ったていた。
最近の調子の良さが凄まじいし相方のトモリもウォーカー加入の効果かパフォーマンスが安定しているし苦手な空中戦をパヴロヴィッチに任せて足元のボールやこぼれ球の対処でクリアやボール奪取を披露していた。
【後半】
後半も立ち上がりは引き続き【4-3-3】
開始早々の失点シーンはクロスの出し手にすぐにウォーカーが詰めて対処も、足に当たって方向変わって詰められて失点…これは不運だった、パヴロヴィッチのボールホルダーに対してとしつこい守備も良かったしウォーカーの対処の速さも流石だったしこの失点に関しては致し方ない。
57分
ジョアオ・フェリックス、サンティアゴ・ヒメネスがデビュー。
フェリックス、ヒメネス2人とも新加入ながら前線から守備の指示も出しつつ、攻撃時は周りも使えて出して受け手の両方でピッチに立ってすぐに両者の良さが見えた。
71分、ヒメネスのアシストからフェリックスがチップキックで沈めてデビュー弾、アシストをこの2人で披露したのはあまりにも理想通りだった。
ローマ守備陣が疲れてきたところにレオンが登場し、フェリックス、テオ、レオンで自由に踊り続けて初戦ながら左サイドの2人とのコンビネーション、中盤に降りて右サイドも使う器用さも合わせてシャドーとしてもトレクァルティスタとしても充分な出来だったジョアン・フェリックス。
タミーのバトンを貰ったヒメネスも攻守の動きも良く、同じくデビュー戦のソッティルも右サイドで出場して新加入選手お披露目もし、3-1で冬のメルカート終了直後幸先のいいスタートに。
【総括】
冬のメルカートが終わった直後の試合でどうなるかなと思ってたけど前後半どちらも、攻守で割り切った選択が出来ていた印象で中途半端なプレーが少なく安定していたと個人的に思いました。
前線から連動した守備も行えて、自陣で持たれた際もパヴロヴィッチを中心にボールホルダーにプレスをかけ続けて自分達で追い出して基本的にコントロール出来ていたと思います。
セットプレーの流れからゴール前にクロスを上げて合わせてDF陣のヘディングでもゴールが狙えたし何よりフェリックス、ヒメネスがデビュー戦ながらも相性の良さが見え実際にそこの2人で完結して重くのしかかる3点目を叩き込めた訳だし新加入組の初戦から満足した内容でこの試合を終えられて凄くポジティブ。
後半は4-2-3-1と4-4-2を使えっていたように見えたので、今冬で獲得したメンバーでコンセイソンの本来したい4-4-2を長い時間見たいですね。
冬の巻き返しにピッタリなポジションの選手を確保も出来たことだし起爆剤になれる存在が増えて日に日にポジティブな感情が湧き出ています。
再現性のあるプレーとモチベーションを維持して次戦も勝っていきたい。
HONAMATA
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