ミラン、難敵トリノ相手にまたしてもミスから失点し、目標の4位フィニッシュに向けて手痛い敗戦。【ミラン対トリノ SeriA 第26節】

MIL

CLプレーオフで嫌な面が目立ち、良いニュースがほとんどない状態で迎えるしかなかった今節トリノ戦。簡単には上手くいかないとは承知していたものの、メニャンの判断ミスから早々に失点し追いかける展開のままスタート…。

【前半】

スタートはこの日も【4-2-3-1

【4分】
ロングボールの対処でFWの前に体を入れてブロックしたチャウに、飛び出したメニャン正面にクリアしそれが当たりそのままオウンゴール。もったない無駄な失点。

CKのルーズボールをボレーで振り抜かれた場面、カウンターからエリア内で打たれた場面、両方メニャンがストップしたものの最初の要らない失点がチラつくしそろそろ休ませたい。

PK獲得から同点に追いつくチャンスを迎えるも、プリシッチのPKをVMSがセーブ…プリシッチのシュートは強かったしコースも良く見えたけどそれを超えるVMSの反応で追いつけなかったのは痛いがVMSは今季4/5本PKストップしてるそう…。

【43分】
チャンスの後のピンチを迎えて相手陣内から突破されそうな場面で、ハーフラインまでレオンが追い続けスライディングで奪取したシーンは切り替えと気持ちの両面で凄く良かった。昨シーズンじゃ考えれない献身的なシーンで本当にモチベと気合いさえあればレオンは何でもやっぱり出来るんだなって個人的に感じたシーンでした。守備も継続してずっとやってくれてるのは好印象。

ムサのユーティリティ性や走力、スタミナは良いものの、カード貰う時間の早さ足元がやっぱり不安。

その後も直近の試合同様、
基本CB2人で組み立て、時折中盤のムサとラインデルスが近くに寄って両サイドバックがタッチライン際や状況に応じてウィングとポジションを交換しながらインナーラップを行い、高い位置をとり、2-4ー4に近い形で人数をかけていた。
ドン引きで守るトリノ相手に攻撃は出来ていたものの、シュートまで行くシーンの少なさは課題だし無駄な失点でリードされてる状況を前半中に変えたかった。

前線は4人配置してたものの、攻めても結局少し後ろの中盤に戻してやり直す事しかできなくて、決定機な場面はカウンターからレオンが走り出してラインデルスのスルーパスが合えばGK1vs1というシーン以外あまりなかった。

【後半】

ハーフタイムにレオン→フォファナ、後半早い段階でムサ→タミー。
(2枚目貰って退場とかになる前にムサを下げて一安心)
4ー4ー2に移行してからラインデルスを中央の高い位置で使えるようになり、前半とは違う形を取れてボックス内で打つまでとはいかないものの、ボックス付近でシュートを打てるように。
【60分、63分】
フェリックスが左に変わってから出し手として活き初めて、タミーやプリシッチに斜めのフライパスを通し続けて右足振り抜いたミドル、その後交代する直前にも今度は左足で振り抜きゴールを脅かすも得点にはならず…シュート本数も増えてパスも出せる左サイドはフェリックスの最適解なのかも

立て続けにシュートまで行く機会が増え、ラインデルスの持ち運び自分でコースをこじ開けエリア内で振り抜いてゴールを確信した瞬間のVMSが残した足での超人セーブ…ラインデルスも頭抱えてたし見てたこっちも頭抱えた。

【74分、76分】
フェリックスとは違うタイプのソッティルが左に入って深い位置まで侵入してクロスを送る回数も増えて低いクロスのこぼれ球をラインデルスが今度こそ仕留めて同点。逆足ながらコースも抜群なナイスショット。

やっと振り出しに戻ってこの流れで逆転へ
と思った時間で、一瞬の気の緩みをつかれてリスタートから失点…あのチャンスを決め切られる不運さもあるとはいえ、そこを潰しておきたかったし試合が止まったタイミングでも集中力を保ちたかった。

結局そのまま追いつくことさえ出来ずあまりに痛すぎる敗戦。

【総括】

前半は人数をかけるもスピード感に欠ける印象でブロックが敷かれてスペースのないまま無理やり突進する形に見えて、後半からは中央に2人の柱を置いてその横でサイドバック含む2枚が攻撃に参加して、時折中盤の選手がそこに絡みに行く形が相手を引っ張って空いたスペースを使えて効果的だった。

ソッティルが良い味を出していたし、シュートこそ無かったけどタミーのポストプレイもこの試合は後半から武器になっていて相手のDFに対して同じ人数で攻めれる場面もチラホラあった。
それ故にようやく追いついて、流れを引き寄せ始めたタイミングで勝ち越し点を奪われたのが本当に痛かったし重い一撃になったなぁという感想です。

シンプルにサイドを深くえぐって、低いクロスを送るのが効果的だったしテオのオーバーラップが足りてないのが目に見えてわかる内容だったけど、その分パヴロヴィッチの持ち運び楔意識が光っていた。守備だけじゃなく攻撃でも貢献できるパヴロヴィッチの存在停滞時の左サイドにとって本当に大きい。

最近、自分達のミスで自らの首を絞めるシーンがほんっっっとうに多いのでまずはそこの改善をして、もう勝ち点を落とせないこの状況で連勝を重ねていって欲しいです。
あと無理やりでもいいから前半から4-4-2が見たい…。

HONAMATA

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